つり眉を理想の形にする方法とは? 男性の理想の眉毛バランスも紹介

男性のつり眉はパワフルさや意志の強さを感じさせますが、一方で「怖そう」「頑固そう」といった印象を与えてしまうこともあります。つり眉の方の中には、「より柔らかな雰囲気になりたい」と思っている方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、つり眉を理想の形にする方法を詳しく解説します。柔らかで優しげな雰囲気を目指すなら、平行眉がおすすめです。平行眉が与える印象や整える際の注意点、よくある失敗などもご紹介するので、つり眉にコンプレックスを感じている方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
つり眉とは?
つり眉とは、眉頭から眉山に向かって鋭角に角度が付いている眉毛の形です。
どの程度角度が付いているかは個人差がありますが、眉山が最も高い位置にあり、眉尻は眉山よりも下がっているのが特徴です。いわゆる「への字」の形をしています。
つり眉と似た眉毛の形に「上がり眉」もあります。上がり眉は、眉頭から眉尻に向かって角度が付いている眉毛の形です。上がり眉は眉山のカーブがゆるやかな眉毛の形を指すことが多いですが、明確な定義はなく、つり眉と上がり眉が同じ意味で使われることもあります。
同じようなつり眉でも、垂れ目の方はそうでない方に比べてつり眉が強調されやすいです。
つり眉のメリット
つり眉のメリットは、力強さや意志の強さ、向上心の強さなどが感じられることです。
頼りがいがありそうな雰囲気になるため、「仕事ができそう」「安心して任せられそう」といったイメージを持たれることもあります。またしっかりとしたアーチが目立つつり眉は、個性を感じさせる眉毛の形です。太めのつり眉にするとワイルドな雰囲気になり、細めにするとクールな印象になるでしょう。
つり眉のデメリット
つり眉のデメリットは、「不機嫌そう」「怖そう」といった印象を持たれてしまいやすいことです。
もともとの眉毛の形にかかわらず、人は怒ると眉毛がつり上がったような表情になります。そのため、怒っていないときでも眉山や眉尻がつり上がっているつり眉は、不機嫌そうに見られてしまう可能性があるのです。また性格がきつそうに見えたり、威圧的な印象を与えたりすることもあるので、初対面の方などに近寄りがたいと思われてしまうこともあるでしょう。
つり眉は、頑固そうな印象や怒りやすそうな印象を与えてしまうこともあります。顧客とのコミュニケーションを重視する仕事やプライベートでは、意志が強そうというイメージが裏目に出てしまうかもしれません。
平行眉が与える印象
つり眉にはメリットもありますが、前述したように性格がきつそうに見えたり、怖そうな印象を与えたりすることもあります。この印象を和らげたいのなら、平行眉に変えるのがおすすめです。
平行眉とは、眉山から眉尻に向かってほとんど角度が付いておらず、真横にまっすぐ伸びているタイプの眉毛を指します。地面と眉毛がほぼ平行になるため、この名前が付けられています。近年人気の高い「塩顔男子」には平行眉の方が多いといわれており、女性からも人気が高い眉毛の形です。
ここからは、平行眉が与える印象について見ていきましょう。
ナチュラルさ
平行眉はナチュラルな印象を感じさせる眉毛の形です。
眉毛を整えるのは男性にも欠かせない身だしなみの一つですが、しっかり作り込んだ眉毛は、マイナスイメージを持たれてしまう可能性があります。
平行眉は、あまり手を加えていないように見せられる自然な仕上がりが魅力です。清潔感もアップするので、女性からの印象もさらに良くなるでしょう。
柔らかさ
平行眉は、顔の雰囲気に柔らかさをプラスしてくれます。
つり眉の場合、角度が付くことできつい印象になりがちですが、ほとんど角度の付いていない平行眉は穏やかで優しい印象を与えます。親しみを感じさせるため、コミュニケーションを重視される顧客への対応や、プライベートでも好印象を与えられるでしょう。
頼もしさ
平行眉は頼もしさも感じさせる眉毛の形です。
太めの平行眉にすると、どっしりとした安定感のある雰囲気になります。柔らかさと頼もしさを兼ね備えられるので、誠実な印象を与えられるでしょう。
また平行眉にすると、眉毛と目の距離が近くなります。眉毛と目の距離が近づくことで目力が強く見えるため、説得力がアップし、自信があるように見えるでしょう。それでいて威圧的な雰囲気を感じさせないので、初対面の方の第一印象が変わるかもしれません。
面長や卵型の輪郭には平行眉がおすすめ
つり眉から平行眉にしようか検討している方の中には「自分に平行眉が似合うのだろうか」と疑問に思っている方もいるかもしれません。
平行眉は顔の横幅を強調するため、顔が縦長に見えがちな面長の輪郭の方や卵型の輪郭の方におすすめの眉毛の形です。顔の横幅と縦幅のバランスが取れるため、縦長な印象が中和されるでしょう。
一方、丸顔やベース型の輪郭の方は、平行眉にすると顔の横幅がさらに強調されてしまう可能性があります。他のパーツとのバランスにもよりますが、眉頭から眉尻に向かってやや角度を付けた「ストレート眉」や、眉毛全体がゆるやかなカーブを描いた「アーチ眉」などを検討してみると良いでしょう。
つり眉を平行眉にする方法
ここからは市販の眉毛用アイテムを使い、自分でつり眉を平行眉にする方法を解説していきます。
つり眉を平行眉にするには、以下のアイテムを用意しましょう。
●眉毛用コーム
●アイブロウペンシル
●眉毛用ハサミ
●眉毛用シェーバー
●毛抜き
順を追って平行眉に整える方法をご紹介するので、ご自身で整える際は参考にしてみてください。
1.眉毛用コームで眉毛の毛流れをそろえる
まずは眉毛用コームを使って眉毛全体をとかし、毛流れをそろえましょう。
毛流れをそろえることで、どの箇所の眉毛を処理すれば良いかが判別しやすくなります。つり眉から平行眉にするとき以外でも、眉毛のケアをする際はまず眉毛用コームでとかす習慣を付けておくと、眉毛をきれいに整えやすいです。
2.眉毛にガイドラインを描く
次にアイブロウペンシルを使って、眉毛にガイドラインを描きます。
ガイドラインを描く際は、以下のポイントを意識することが大切です。
●眉頭:目頭の延長線上
●眉山:黒目の外側から目尻までの間
●眉尻:小鼻と目尻の延長線上
●眉下の角度:10度以下
このポイントを基にして、顔の各パーツとのバランスを取りながら、ガイドラインを描いていきます。アイブロウペンシルは、ご自身の髪色に合わせてダークブラウンやダークグレーなどのなじむ色を選ぶのがおすすめです。また細めのアイブロウペンシルなら、細かい箇所も丁寧にデザインできます。
3.ガイドラインからはみ出た眉毛をカットする
ガイドラインを描いたら、ガイドラインからはみ出した眉毛を眉毛用ハサミでカットしましょう。
上から下、下から上と眉毛用コームを通しながら、余分な毛をカットしてください。一度に切り落とすのではなく、少しずつカットすると、失敗しにくいです。カットしたら都度コームを通し、微調整しながら切り進めていきましょう。
4.眉毛周辺のムダ毛を処理する
ガイドラインからはみ出した毛を全てカットしたら、眉毛周辺のムダ毛を処理していきます。
眉毛用シェーバーを使って、少しずつムダ毛をそりましょう。このとき、ガイドラインの内側をそらないように気を付けてください。ガイドライン際のムダ毛を処理する際は、毛抜きで一本ずつ抜いた方が失敗しにくいです。
5.眉毛の毛流れを眉毛用コームで整える
最後に眉毛用コームを使って眉毛の毛流れを再び整え、仕上がりを確認しましょう。
外出する前に眉毛を整える場合、眉毛に足りない部分があれば、アイブロウペンシルで描き足してください。毛流れに沿って毛を描くイメージで、一本ずつ丁寧に描きましょう。最後に眉毛用コームの反対側に付いているブラシでぼかすと、自然な印象になります。
自分で平行眉に整える際の注意点
セルフで平行眉に整える際に、押さえておきたい3つの注意点をご紹介します。
太さ
平行眉にする際は、太さをある程度キープしましょう。
平行眉でも細くし過ぎると、柔らかな印象が失われやすいです。太めの眉がトレンドなので、細くなり過ぎないように意識しながらガイドラインを描きましょう。太さは、目の縦幅の2/3程度にするのがおすすめです。
上がり具合
平行眉にする際は、眉毛の上がり具合に注意を払うことも大切です。
もともとつり眉の方の場合、いきなり眉毛の位置を下げてしまうと、印象が大きく変わってしまうことがあります。また下げ過ぎると毛を処理する範囲が広くなるので、失敗するリスクが高くなってしまいます。お手入れのたびに少しずつ角度をゆるやかにしましょう。
バランス
平行眉にする際は、顔全体とのバランスを見て形を作りましょう。
顔全体とのバランスを取るには、まず前述したポイントを意識してデザインします。ポイントに沿ってガイドラインを描いたら、鏡から少し離れて、全体のバランスに違和感がないかを確認し、必要に応じて調整してください。
毛を切ったりそったりする際も、ときどき鏡から離れ、バランスに問題がないかをチェックすることが大切です。
自分で平行眉にする際に多い失敗
つり眉から平行眉にするのは比較的難易度が高いので、失敗してしまう方も少なくありません。自分で平行眉にする際に多い失敗をご紹介します。
左右の眉のバランスが合っていない
平行眉にする際に多い失敗の一つは、左右の眉のバランスが合っていない状態になってしまうことです。
もともと、眉毛が左右対称に生えている方はほとんどいません。左右の違いを意識せずに眉毛を整えると、左右非対称な仕上がりになることがあります。
眉の角度がずれている
眉毛の角度がずれてしまうのも、平行眉にする際に起こりがちな失敗です。
前述した通り、平行眉は眉毛の下側の角度を10度以下にするのが基本ですが、どの角度が合うのかは人によって異なります。角度がご自身の顔に合っていないと、違和感のある仕上がりになるかもしれません。
眉をカットし過ぎる
平行眉にする際には、眉をカットし過ぎて失敗してしまう方もいます。
ガイドラインを描いたからといって、はみ出したところを一度にカットしてしまうと、切り過ぎて失敗しやすいです。前述した通り、少しずつ切るようにしましょう。
まとめ
つり眉の方が平行眉にすると、不機嫌そうな印象や威圧的な雰囲気が軽減され、優しく親しみやすい雰囲気を目指せます。第一印象で怖そうに見られがちな方は、平行眉への変更を検討してみると良いでしょう。
ご紹介したようにセルフで平行眉にすることは可能ですが、つり眉から平行眉にするのは変化が大きいため、失敗してしまうリスクもあります。ご自身で眉毛を整えるのが不安な方は、眉毛サロンを利用するのもおすすめです。メンズ眉毛サロン「プラスエイト」は、これまでさまざまな方の眉毛をスタイリングしてきました。一人ひとりに合ったデザインをご提案しますので、まずはお気軽にご相談ください。