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眉丘筋は、眉山や眉上にある膨らみのことです。眉毛の形や普段の習慣によって眉丘筋が目立ちやすい方の中には、コンプレックスに感じてしまっている方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では眉丘筋が与える印象や目立つ原因、眉丘筋を改善するマッサージや対策方法などを解説します。眉丘筋が目立つと、顔の印象にも大きく影響してしまいます。眉山や眉上の膨らみが気になっている方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

眉丘筋とは？

眉丘筋とは、目を大きく見開いたり、眉毛を上に引き上げたりした際にできる眉上の膨らみです。

眉上やおでこには、以下のような筋肉があります。

「筋」という漢字が使われていますが、眉丘筋自体は筋肉ではなく、これら5つの筋肉が関係してできる膨らみです。

例えば、眉毛を引き上げるには、前頭筋を収縮させる必要があります。前頭筋が収縮すると、筋肉の上にある脂肪や皮膚が盛り上がるため、眉丘筋が目立って見えてしまうのです。

眉丘筋が目立つ男性が与える周囲への印象

眉丘筋が目立つ男性は力強さを感じさせますが、マイナスな印象を持たれてしまうケースも少なくありません。ここからは、眉丘筋が目立つ男性が与える周囲へのマイナスな印象をご紹介します。

不機嫌そう

眉丘筋が目立つ男性は、不機嫌そうな印象を与えてしまいやすいです。

何もしなくても眉毛の上が盛り上がっていると、常に力んでいるように見えます。眉毛もつり上がっているように見えるため、不機嫌そうな印象を与えてしまいやすいです。「話しかけにくい」「近寄りにくい」といったイメージを持たれてしまう可能性があるでしょう。

気難しそう

眉丘筋が目立つ男性は、気難しそうなイメージを持たれてしまうことも多いです。

眉丘筋が目立つ方の中には、無意識のうちに眉間にしわを寄せたり眉毛を引き上げたりする癖がある方も多いです。常に考え事をしているように見えたり、神経質に見えたりするため、周囲の方に敬遠されてしまうかもしれません。

眉丘筋が目立つ原因とは？

ではなぜ眉丘筋が目立ってしまうのでしょうか。眉丘筋が目立つ4つの原因をご紹介します。

眉毛を細くお手入れしている

眉毛を細くお手入れしていると、眉丘筋が目立ちやすくなる傾向にあります。

眉丘筋の膨らみができる部分の一部には、眉毛が生えています。眉毛を細くするために、眉毛上部の毛を剃ったり抜いたりしてしまうと、眉丘筋を覆う毛がなくなってしまうので、膨らみが目立ちやすいです。

眉毛と目の距離を近づけると目力がアップするため、眉上に手を加えてしまう方は少なくありません。その結果、眉丘筋が目立ち、不自然な印象になってしまう方もいます。

骨格が影響している

骨格も眉丘筋が目立ってしまう原因の一つです。

生まれつき眉毛周辺の骨が前方に突出している方もいます。骨の上には筋肉や脂肪、皮膚が乗っているので、眉毛周辺の骨が突出していれば、その分、眉毛の上が膨らんでしまいやすいです。

骨格の影響で眉丘筋が目立ちやすい方が、眉毛を細くし過ぎたり、後述する眉毛周辺を動かす癖があったりすると、より眉丘筋が目立ってしまうでしょう。

眉毛周辺を動かす癖がある

眉毛周辺を動かす癖があることも、眉丘筋が目立つ原因です。

無意識のうちにおでこを使って目を見開いたり、考えごとをする際に眉間にしわを寄せたりする癖があると、表情筋が発達してしまい、眉丘筋が目立ちやすくなります。ご自身の表情の癖はなかなか気付きにくいかもしれませんが、眉丘筋が気になるようであれば、日頃から改善できる点はないか意識して過ごしてみましょう。

またこういった表情の癖によって筋肉が過度に発達すると、筋肉が肥大してしまい、何もしていなくても眉丘筋が目立つようになります。無表情でも膨らみが目立つようになるため、より不機嫌そうな印象や気難しそうな印象が強くなってしまうでしょう。

目の周辺に凝りがある

目の周辺の凝りも、眉丘筋が目立ちやすくなる原因の一つです。

長時間のデスクワークやスマートフォンの使用などによって目に疲労がたまると、筋肉が凝り固まってしまいます。筋肉が凝り固まると血行が悪化し、老廃物が蓄積しやすくなるため、眉丘筋の膨らみが目立ってしまいやすいです。

読書や細かい作業を要する趣味がある方も、長時間続けると目の周辺の筋肉が凝り固まりやすくなるので、注意しましょう。

眉丘筋のマッサージ方法を紹介

表情の癖や目の周辺の凝りが原因で眉丘筋が目立ってしまっている場合、眉丘筋のマッサージを行うことで、改善する可能性があります。眉丘筋のマッサージ方法をご紹介するので、日々の習慣にしてみてください。

1.眉頭を指でつまんで回す

まず親指と人差し指で眉頭をつまみ、小さく円を描くイメージでほぐしましょう。

眉間のしわを作る皺眉筋がほぐれるので、しわ改善にも効果が期待できます。

2.眉丘筋を指の腹でほぐす

次に人差し指と中指の腹を使い、眉丘筋をほぐしていきます。

膨らみが目立つ部分に指の腹を当て、小さく円を描くイメージでほぐしましょう。力を入れ過ぎると摩擦によって肌がダメージを受けるため、優しくマッサージしてください。

片方の手で眉丘筋を優しく持ち上げ、もう片方の指の腹でマッサージすると、より効果が期待できます。

3.額をほぐす

最後に手を軽く握って拳を作り、額をほぐしましょう。

指の第一関節と第二関節の間を額の中心に当て、小さく円を描きながら外側に向かって額全体をマッサージしてください。額のマッサージも、力の入れ過ぎはNGです。気持ち良いと感じる程度の力加減で、凝り固まった筋肉をほぐしていきましょう。

マッサージ以外の改善方法

骨格が原因の場合、マッサージだけでは眉丘筋の改善は難しいかもしれません。また表情の癖や目の凝りが原因の場合も、マッサージには即効性がないため、改善には時間がかかってしまいやすいです。

ここからはマッサージ以外の眉丘筋の改善方法をご紹介します。

眉メイク

一時的な方法ですが、眉メイクを工夫すれば眉丘筋を目立ちにくくできます。

前述した通り、眉毛を細くしようとして眉上をお手入れし過ぎると、眉丘筋が目立ちやすいです。眉上をお手入れしてしまった方は、アイブロウペンシルやアイブロウパウダーを使って、眉毛を描き足しましょう。以下の眉毛の黄金比を意識して、眉頭・眉山・眉尻の位置を決めてアウトラインを作り、足りない部分を埋めるようにすると、バランスの良い眉毛に仕上がります。

眉頭：目頭の延長線上
眉山：黒目の外側から目尻の間
眉尻：小鼻の外側と目尻を結んだ延長線上

アイブロウペンシルやアイブロウパウダーで描き足した後は、ブラシを使ってぼかすと自然な印象になりやすいです。

またコンシーラーとフェイスパウダーを使った眉メイクでも、眉丘筋の印象を和らげられます。眉上にオレンジ系のコンシーラーを塗ってなじませ、その上にフェイスパウダーを乗せて仕上げると、肌のトーンが均一になり、膨らみが目立ちにくくなるはずです。スティックタイプのコンシーラーなら、初めての方でも比較的簡単に扱えるでしょう。

眉丘筋を目立たなくするには、眉毛自体を整えることも大切です。眉丘筋に眉毛がかぶるような形に整えれば、膨らみが目立ちにくくなります。もともとの眉毛の形や骨格にもよりますが、眉山に角度を作る「上がり眉（ポイント眉）」は、眉丘筋の印象を和らげやすいです。

ただし眉毛、元の眉毛の形、骨格、輪郭、顔全体のバランスなどによって、似合う形が異なります。セルフでバランスが良く、眉丘筋が目立たない眉毛に整えるのが難しい場合は、眉毛サロンを利用するのも一つの方法です。

ボトックス注射

表情の癖で眉丘筋の筋肉が発達している方や、目の周辺に凝りがある方が眉丘筋を目立たなくさせるには、ボトックス注射を受ける方法もあります。

ボトックス注射は、筋肉の動きを抑制する作用を持つボツリヌストキシン製剤を注入する美容整形の一種です。眉丘筋を作り出している眉毛周辺の筋肉の動きを抑えることで、眉丘筋の膨らみが目立ちにくくなる効果が期待できます。

個人差がありますが、一般的に3〜6カ月程度は効果が持続するといわれています。

ヒアルロン酸注射

骨格が原因で眉丘筋が目立ってしまう方は、ヒアルロン酸注射を受けることで、膨らみの改善が目指せます。

ヒアルロン酸注射は、しわの改善や加齢による顔の凹みなどの改善が目指せる美容整形の一種です。生まれつき眉上の骨が前に出ている方の場合、おでこやこめかみにヒアルロン酸注入を行うことで、眉丘筋の印象を和らげられる可能性があります。

注入するヒアルロン酸製剤の種類や体質による個人差もありますが、一般的に6〜24カ月程度は効果が持続します。

まとめ

眉丘筋が目立ってしまうと、不機嫌そうに見えたり気難しく見えたりしてしまうため、周囲の方に怖がられてしまう恐れがあります。ご紹介した原因のうち、ご自身に当てはまるものはないかをチェックして、ご紹介したマッサージやその他の対策を試してみましょう。

眉丘筋を目立たなくするには、眉毛の形を整えることも大切です。ご自身でうまく眉毛を整えられない方は、眉毛サロンの利用もご検討ください。

メンズ眉毛サロン「プラスエイト」では、豊富な経験を持つスタッフが、一人ひとりの骨格や筋肉の付き方、輪郭などを踏まえて、ぴったりの眉毛デザインをご提案します。プロによる眉毛スタイリングに興味がある方は、ぜひプラスエイトにご相談ください。